「2013年日経地球環境技術賞」 優秀賞受賞

アニマルパスウェイ研究会はこの度、日本経済新聞社主催による「2013年日経地球環境技術賞」の優秀賞を受賞することが決まりました。アニマルパスウェイは森の枝を通り道とするリスやヤマネなどの樹上性動物の保全を目的とするものです。

特に道路で分断された森林に生息する多種の動物にとって人工的な通り道であるアニマルパスウェイは餌の採取、棲家の確保、伴侶の獲得と繁殖、ロードキルの回避などに役立ち、生物多様性保全の具体策となります。2004年より約10年に亘り、研究会を構成するキープ協会のやまねミュージアムやニホンヤマネ保護研究グループならびに創設メンバーの大成建設、清水建設、エンウィット、2009年からはNTT東日本が加わり、地道な研究・開発が認められました。

昨年、アニマルパスウェイ研究会に所属していた個人や新たな企業会員の窓口として、一般社団法人アニマルパスウェイと野生生物の会を創設しました。今後は研究会の事務局としてアニマルパスウェイと野生生物の会を通してアニマルパスウェイの普及と環境教育への活用を目指してまいります。今後ともご支援・ご協力のほどお願い申し上げます。2013年12月2日にはアニマルパスウェイの普及のためのシンポジウムを経団連会館で開催します。

アニマルパスウェイ研究会
会長 湊 秋作

授賞式の様子

11月7日に、日経新聞東京本社にて授賞式がありました。